後進の育成を

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中原建設株式会社 工事グループ部長 大西 善昭さん

「今年は新入社員が7人入って、今日はちょうど研修第一日目。現場見学に出ているものですから、現地からの連絡に(取材の)途中で対応することもあるかもしれませんが」
役職上、ということだけでなく、後進の育成に熱心だ。言葉も弾む。
ひと月の全体研修の後に、各配属先でさらにもうひと月研修を重ねる。工事部であれば、その後は実務ですぐに現場にも。
「製造現場での大量生産と違い、土木はどの現場も、現場ごとの一品生産。現場による施工条件も多様、ですから制約も異なります。現場により鍛えられ、経験もついてきますし、エンジニア力も上がってきます」
自身も現場に育てられてきた一人。近年は、上下部別々の企業が受注することが多く、県内の主要工事にあたることが多い地元の雄も、「橋梁なら上下部、取付け、舗装まで1橋まるごとの工事」の機会は減ってきている。
「はるか遠い入社以来、私もずっと現場に携わってきて、橋でいえば、1橋まるごとの工事には多くのことを学んできました」
経験に基づく言葉。だが熱量の押し付けはなく、さらっと要所を押さえる。
年に数回、発注者などの協力も得ながら、埼玉大学などの学生たちを現場に招いて、勉強会も開く。土木のものづくりへの関心を一層高めてもらう狙いだ。
「地域に貢献しながら、この仕事の素晴らしさも伝えられる、こういう機会は大事です」
休日は家族とスキーやサーフィン、ゴルフなど。
日大生産工学部卒。埼玉県出身。58歳。

愛知製鋼