補修補強は待ったなし

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StoCretec Japan株式会社
チーフエンジニア
斎藤 慎矢さん

大学卒業後ゼネコンに勤務、主に護岸など河川工事の現場を担当し、技術者としてのキャリアを積む。
2011年、転職先に同社を選んだのは、コンクリート構造物の新設工事に携わりながら、同時に既存施設の老朽化を目の当たりにして、「全国で自然災害が頻発する現在、老朽化したコンクリート構造物の補修補強は待ったなしだ」と感じていたことも理由の一つ。Sto乾式吹付工法を展開する同社はベストマッチな選択だった。
吹付け用ノズルの手元で水とポリマーセメントを混合し補修面に吹き付ける同工法は、現場でのミキシング作業が不要で、圧送ホースの閉塞などのトラブルも起きず作業中断が容易にできる。「それにプラントから吹付け箇所までの搬送距離が長くとれるのも利点です。水平距離で300㍍程度離れていても施工可能です」。今年、工法が採用された横浜港の桟橋補修の現場では、潮の干満のため作業時間の制約を余儀なくされたが、同工法の特徴を活かし支障なく完工、高耐久化に貢献している。
生産年齢人口の減少で、担い手不足は建設業界の悩みどころだが、「省人化が可能なところもこの工法の特徴ですので、人手不足解決の一手になります」。
施工実績を着実に積み重ねてきているが、さらなる普及のためにも品質確保は不可欠。それにはノズルマンの育成もまた重要。認定制度を運用し、全国で研修を行い、その指導にも当たる。
「橋の補修実績が多いが、その他の構造物への適用事例も増やしコンクリート構造物の長寿命化に貢献したい」と語る。
秋田大学土木環境工学科卒。秋田市出身。37歳。(川村淳一)

補修補強は待ったなし

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