
四日市市都市整備部は近鉄四日市駅やあすなろう四日市駅、バスターミナルを結ぶ円形デッキの橋桁の架設工事中だ。今年から屋根などの建築工事に入る予定。 同橋は市道四日市中央線の四日市市浜田町地内に架かる橋長113・1メートル、(最大支間38・6メートル)幅員3・5メートルの円形4径間連続鋼床版箱桁橋。設計は日建設計、上下部工の施工は大成・信藤・中村特定建設工事共同企業体。 まちの新たなシンボルとなる円形歩行者デッキ。桁高1・0メートルの逆台形鋼床版箱桁にて最大38・6メートルのスパンを有する円形デッキを交差点上に構築し、交通結節点機能の強化を図る。 中央通り再編基本計画の「ニワミチよっかいち」のコンセプトに基づき、上空のニワとして橋上に滞留空間を設え、まちへの眺望を意識すると共に、円環上の偏心屋根がデザイン上の特徴。 桁ブロック間の接合は可能な限り現場溶接とすることで、桁下からの見上げに対する美観に考慮している。また、下部工形式として大口径回転圧入鋼管杭とソケット工法による一柱一杭基礎を採用することで、工期の短縮と近接建物などへの影響軽減を両立する。