吾唯知足2019年3月1日号掲載分

補修技術設計

前号の小欄では、第二の故郷と慕う青森県八戸市の躍進停滞にやきもきする心情を書いたが今一度、隣接する岩手県洋野町などと地域連携して「岩手県八戸市」誕生を目指すぐらいの大転換を付言しておきたい▼さて、平成に完成した海峡横断プロの長大橋群は、間違いなくその時代の橋梁技術の叡智の賜物だ。そして、歴史的評価がいずれ与えられるはずだ▼小紙は建設技術に直接携わってはいないが、橋梁技術者への取材で得た金言を「平成の橋梁叡智(名言)」として折々の機会で掲載し、読者に紹介してきた▼北陸・金沢での橋梁イベント会場での取材へ赴くと、橋梁業界の重鎮の姿が眼に入り、「海峡プロの将来をどう観ていますか」という質問を投げかけたところ、力強く「いずれ時代が(建設を)必ず要請する」と即答した▼また、海峡プロ長大橋の地元講演会の取材では、会場に集まった元市町村の首長を務めたほどの名士・先人が「橋ができたあとの地元の展望が描けるかが最も大事であり、事業化への有力な決め手となる」と熱弁していた▼そして、ある重鎮は「技術者としてやりたいのは、津軽海峡です」と夢を語った。この海洋架橋が実現すれば、橋梁技術の叡智はさらにグンと進化するかもしれない。

愛知製鋼