吾唯知足2019年3月21日号掲載分

1973年4月創刊以来、木製ながら、有人潜水艇「白鯨」号による深海調査から夢の架け橋・本州四国連絡橋起工まで、そしてそれに続いたわが国近代橋梁史を橋梁専門紙のパイオニアの記者として46年▼さて、平成の次の時代の橋梁市場の目標は何か、あれこれ探し続けた昨今だったが…。小紙前号の「大阪湾岸道路西神部事業」のインタビュー記事を読んで、まるで先の、ポスト五輪(1964年)の大型プロジェクトと目され、第3の一兆円プロジェクトと言われていた本四事業と規模に勝るとも劣らぬダイナミックで、挑戦意欲を沸き立たせる計画構想だ。(ちなみに、当面の総事業費は、1000億円だが、当面の但しがきと注釈がつくのは当然だ)▼橋梁・道路関係者、特に今後の橋梁市場を背負っていく人には、大きな希望と夢とやりがい、ひいては大阪、近畿圏だけでなく全国の橋梁関係者にも、大きな夢と希望になるはずだ▼かつての本四事業の「斜張橋」のように、全国の都道府県に伝播し技術の進化とインフラ道路・橋梁整備が勢いづき、何よりも阪神・淡路、東日本大震災、豪雨・地震など被災地の復興への好影響、相乗効果も期待できよう。思わず「隠し玉」は「これだったの」か、と言った、として誰が否定しようか。

愛知製鋼