九州地方整備局有明海沿岸国道事務所が推進中の国道208号有明海沿岸道路整備事業では、川副2号橋(架設地:佐賀市川副町福富地先)の上部工工事が進捗している。
同橋は、橋長33メートル、最大支間長31・2メートルのPC単純ポステンT桁橋。主な資材はコンクリート約120立方メートル、鉄筋約11トン、PC鋼材約18トン。
設計はオービット、上部工施工はオリエンタル白石。
下部工は峰組と中野建設が施工した。
現道を跨ぐことから、上部工の架設には架設桁架設工法が採用された。7月に全長約70メートルのガーダーの架設が完了し、8月末に主桁の架設が完了。11月末の完成を目指す。
有明海沿岸道路は熊本県熊本市から佐賀県鹿島市に接続する高規格道路で、現在39・2キロ(直轄事業29・2キロ、佐賀県事業10キロ)が開通済みとなっている。
ミッシングリンクが解消されれば、佐賀・熊本の各都市と空港・港湾を結ぶ広域道路網が形成され、人流・物流の円滑化など経済への波及効果が期待される。
