橋梁支える情熱と最新技術

関 信行

株式会社豊裕工業代表取締
関 信行さん

「孫が六人いるんですよ。だから若々しくいたい」
快活に笑うのは、豊裕工業の関社長だ。群馬を拠点に橋梁足場のスペシャリストとして活躍。独立は1998年。5人での船出から、今や40人の組織へと成長させた。
「地元の皆さんが何気なく渡る橋に携われる喜び、誇りがある」その想いは社員にも伝わっている。
「通勤時に自分の立てた足場を見て、誇らしく感じてほしい」
現場主義の関社長は、かつて38㌔のパネルを200メートル手運びした苦労も知る。だからこそ「今はレールと台車で劇的に効率化された。技術の進化が楽しみ」と語り、技術の進化を肌で感じることで最新機器の導入には積極的だ。
現場の負担を減らすことが、ひいては安全に繋がると確信する。「自分たちが支えているインフラに誇りを持とう」と呼びかける。
いま一番やりたい仕事は「アーチ橋のシステム吊り棚足場の隙間を埋めたい」
新たなシステム部材の開発に目を輝かせる関社長。システム吊り棚足場協会設立時からのメンバーで今は理事を務めている。補修工事の要となる足場で、「安全確保」を第一に掲げる。
夕方はジムへ。週に数回、有酸素運動で身体を絞る55歳の情熱は衰えない。「自慢の祖父」であり続けるための努力だ。その情熱は海を越え、フィリピンでの事業展開にも結び付く。
「伝統を守り変化に柔軟な組織を築く」橋梁補修の未来を見据える眼差しは鋭く、しかし温かい。次世代へ確かな技術を継承するため、関社長の歩みは止まらない。
週末はゴルフで汗を流し、夕方はジムで体を絞る。フィリピンでの鉄道案件にも「縁」を感じ、果敢に挑む。伝統を守りつつ、変化に柔軟な組織作りを目指す。橋梁補修という専門領域で、一歩先行く提案を行う豊裕工業。関社長の情熱は、次世代への架け橋となる。

愛知製鋼