百合居橋 北信建設事務所

百合居橋

長野県最北端に位置する下水内郡栄村では、長野県北信建設事務所が発注した「一般県道長瀬横倉停車場線・百合居橋架け替え工事」の上部工が現在進められている。
同工事は、2019年(令和元年)東日本台風災害で被災した栄村箕作~月岡地区の河川災害復旧助成事業の築堤護岸工と併せて実施されている。
1961年(昭和36年)に供用開始され、老朽化が進んでいる現橋の下流側に新たな橋を架設している。
新橋は、橋長160.3メートル、幅員9.5メートルの2径間連続非合成鋼箱桁橋で、鋼重量741トン。
設計はタイヨーエンジニヤ、上部工施工は横河ブリッジ。下部工施工は北野建設(A1・P1)とフクザワコーポレーション(A2)。
工事は、橋桁の送出し作業を昨年12月に完了。栄村は日本有数の豪雪地帯であり、安全面への配慮から、降雪期は、橋体を拘束して桁降下作業を休止していた。この2月には、3.3メートルの積雪深を記録した。
3月中はヤード内の除雪作業を行い、雪解け後の4月に、送出した橋桁を橋台、橋脚へ降下させる作業を実施。現在、橋桁に足場を設置し、橋面上で床版施工を進めている。
築堤護岸工のほか道路築造も併せて進めており、27年度(令和9年度)の供用開始を予定している。

愛知製鋼