
国土交通省奈良国道事務所が建設する京奈和自動車道の大和御所道路のうち、国道165号・大和高田バイパスの大阪方面に接続する橿原JCT(仮称)ランプ橋は来年春の開通を目指し、現在、舗装工などの仕上げ工事が進められている。
京奈和自動車道は近畿圏の外郭環状を形成する高規格道路として京都府南部から奈良県を南進し、和歌山県を西進して和歌山市に至る全長約120キロ。現在、未整備区間の大和北道路約12.4キロと大和御所道路の橿原市内4.4キロを整備中だが、現道の渋滞緩和を実現するため、本線より先行して同ランプ橋の整備が進められてきた。
上部工の製作・架設は橿原高田IC・Cランプ橋(414メートル、鋼8径間連続非合成箱桁橋)とD4ランプ橋(226.5メートル、鋼6径間連続鈑桁橋)を日本ファブテックが、D3ランプ橋(275.7メートル、鋼6径間連続合成少数鈑桁橋)とA5ランプ橋(128メートル、鋼3径間連続合成少数鈑桁橋)を駒井ハルテックが、D5ランプ橋(225.5メートルの鋼7径間連続鈑桁橋)を宮地エンジニアリングが、A6ランプ橋(193メートル、鋼7径間連続合成鈑桁橋)を日本鉄塔工業が、A7ランプ橋(193メートルの鋼7径間連続合成鈑桁橋)を東亜工業所が各々担当。架設は全て完了している。