国土交通省近畿地方整備局奈良国道事務所は、大和御所道路の曲川高架橋(P26・P29)上部工事を進めている。
同橋は奈良県橿原市曲川町7丁目から同市新堂町地先に位置し、橋長170メートル、有効幅員21.12~24.931メートル、鋼材1430トンの鋼3径間連続合成細幅箱桁橋。
設計はオリエンタルコンサルタンツが担当。基礎工はP26を森下組、P27をキタムラ、P28・P29を城内組がそれぞれ施工した。鋼製橋脚はP26~P28を宇部興産機械、P29を駒井ハルテックが手掛け、上部工は横河ブリッジが施工を担っている。
P26~P27間は曲川町7丁目南交差点上に位置する。一般交通への影響が大きい区間のため、桁および合成床版を事前にヤード内で地組し、自走式多軸台車を用いた一括架設を11月18日に実施した。
今後、P27~P29間でトラッククレーンベント架設を進め、架設完了後に床版など上部構造の仕上げ工へ移行する。全体工事は2027年2月の完成を目指している。
