吾唯知足2026年1月11日号掲載分

吾唯知足 米国によるベネズエラ侵攻、さらにマドゥロ大統領の拘束、国外連行などが報じられ、正月気分も一気に吹き飛んだという人も多いだろう。不穏を感じていた年末、よもや本当に起きるとは思わなかった▼ベネズエラでは1999年チャベス大統領が誕生、石油利権から外国企業を締め出すなど、急進的な改革で再分配政策を実施する。それはバラマキ政策とも批判され、国民受けしても実際の経済は石油依存に偏ることになる▼2013年、チャベス氏死後にマドゥロ氏が大統領に就任するや、ほどなく原油価格の暴落から経済危機、そしてハイパーインフレへ。勿論、それがアメリカの明確な国際法違反を容認する理由にはなるまい▼日本国内では6日、中国地方で最大震度5強の地震が発生した。当然ながら2年前の能登半島地震が脳裏をよぎり南海トラフ地震に思い及んだ人も多いのではないか▼全国どこでも地震が発生してもおかしくない地震列島、いつ来るかの予想はできないが、来ることだけはわかっているのが現実▼米国頼みだった防衛・外交からの転換の年となりそうな今年。この激動を乗り越えるためにも、準備を怠るわけにはいくまい。地震をはじめとする災害対策もしかり。激動の時代にしか見えない光明もある。

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