18日夜、第2次高市内閣が発足。8日に投開票が行われた衆院選では、自民党が結党以来最多の316議席を獲得し歴史的勝利を収めた▼三笠径彦弁護士らのグループは9日、同衆院選は「投票価値の平等を定める憲法に反する」などとして、289小選挙区すべての選挙無効を求める訴訟を全国の14高裁・支部に起こした。いわゆる「一票の格差」だ▼有権者が最多の北海道3区(46万2999人)は、最少だった鳥取1区(22万820人)の2・09倍だった。鳥取1区に比べ、北海道3区の1票の価値は0・47票▼最大格差は前回衆院選(2024年10月)の2・06倍からわずかに広がった。前回衆院選の一票の格差は、昨年9月に最高裁第二小法廷が「合憲」と判断している▼一方、橋梁にも「1橋の格差」といわれるものがある。東北大学久田真教授の研究によると、1橋あたりの管理人口は東京都や神奈川県など人口の多い地域と、鳥取県や島根県など少ない地域でおよそ30倍の格差が存在するという▼これは過疎化が進む地域で、1人あたりの橋梁の管理負担が増加していることを意味する。全国一律の維持管理ではなく、地域ごとの人口や交通量に応じた効率的なメンテナンスが求められる。
