付替県道設楽根羽線1号橋 中部地方整備局設楽ダム工事事務所

付替県道設楽根羽線1号橋

中部地方整備局設楽ダム工事事務所が整備する付替県道設楽根羽線1号橋では、上路式架設工法による上部工主桁の架設が8月に完了した。現在は床版などの表面含浸工や防護柵の設置など完成に向けた整備が進む。
同橋(愛知県設楽郡設楽町)は、愛知県道10号設楽根羽線の付替道路として架かる橋梁で橋長72メートル、最大支間38・4572メートル、幅員11㍍のPC2径間連結コンポ桁橋。設計は中日本建設コンサルタント、上部工施工は、極東興和が担当している。コンクリート量は541・3立方72メートル(上部工)。
桁架設では、国道を跨ぐため、「1時間の全面通行止め」と「15分の道路開放」のサイクルで施工。架設中の主桁を仮受ベントに固定し、15分道路を開放。交通規制を最小限に留めつつ、通行の安全を確保した。
このほか、床版コンクリートの品質を高めるため、通常の養生マットよりも初期保水量の高い「アクアマットSC」を使用した。保水性が高いため、床版表面の乾燥を防止し、プラスチックひび割れを防止する。
工事は来年1月に架設が完了する予定で、早期供用を目指す。

愛知製鋼