元気に全力で営業

片木 要

大綱株式会社 東京営業所 主任
片木要さん

大学卒業後、製紙会社が用紙の製造工程で使用する化学薬品などの営業職を経て、2012年3月に入社。 ワイヤーロープを取り扱う大綱への入社動機は、「特に売るもの自体にはこだわりがなく、ユーザーと近い距離で営業活動ができる」と考えたから。もちろん、入社当時はワイヤーロープに関する知識もなく、「とにかく元気に、全力で営業」に取り組むという前向きな気持ちだけだった。 子どもの頃の夢は「プロ野球選手」で、小学生の時は少年野球、中学は学校の野球部(軟式)ではなく、地元のシニアチーム(硬式)に所属し夜遅くまで練習の毎日で、それは都立高校野球部最後の夏まで続いた。 しかし、プロの世界に進めるのはほんの一握りにも満たない選手だけという現実に直面し、野球は目指す職業ではなく特技や趣味といった存在に変わった。 以前、橋梁工事の現場で50メートルのタワークレーンにはしごで登り、ワイヤーロープの点検を行なった時は、「一日中生きた心地がしなかった」と、高所恐怖症であることを明かした。 現在、大綱では再生可能エネルギー分野で注目されている洋上風力発電に関する事業を推進、風車の製造や建設などに関わるゼネコンやマリコンへの営業活動にも力を入れる。「人々の生活に欠かすことのできないインフラ造りに携わるという大きな責任と誇り」を胸に、より一層の活躍を目指す。 休日は営業所のメンバーでゴルフを楽しむほか、地元のさまざまな世代のコミュニティ仲間との草野球やテニスなどを通じて、新たな発見や人とのつながりを大切にしている。 コロナ禍でミニ四駆にはまり、工具を駆使して改造を加える大人の遊び方で週末にリフレッシュ、週明けは野球部仕込みの「元気」で、職場を明るく盛り上げていく存在だ。 亜細亜大学経済学部卒。東京都出身、35歳。 (本間俊行)

愛知製鋼