八坂高架橋 国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所

八坂高架橋

国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所が建設を進める八坂高架橋では、現在、多軸式特殊台車工法による主桁架設が行われている。 同橋は、国道1号静清バイパスの静岡市清水区八坂東町~八坂西町に建設される橋長184・0メートル、全幅員29・146~18・996メートルの鋼3径間連続ラーメン鋼床版箱桁橋。鋼重は上部工が1725トン、鋼製橋脚が355トンで、総鋼重は約2080トン。全体工期は令和2年5月13日~令和5年1月20日、建設費は約33億5200万円(当初)を計上する。 設計は大日本コンサルタントが担当した。 下部工の形式は、A2が逆T式橋台、P30が張出式RC橋脚(鋼製梁)、P31~32橋脚は鋼製橋脚(剛結構造)。 施工はA2が鈴与建設、P30が静和工業と日本車輌製造、P31~32は静和工業とJFEエンジニアリング。 上部工の施工はJFEエンジニアリング。 施工個所(国道1号)は、1日当たりの交通量が約7万台の路線で、工事期間中の交通を確保することが重要となる。そのため工事契約にあたっては、中部地方整備局管内では初めてECI(技術協力・施工)業務を実施し、交通への影響が最も少ない架設工法として多軸式特殊台車工法を採用した。 上部工(P30~A2)の進捗率は約30%で、令和4年10月に鋼床版の架設を完了し、11月から橋梁付属物工を行う予定。 なお、国道1号静清バイパス清水立体事業は、令和8年春頃に上り線(東京方面)の開通を予定している。

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