博多港臨港道路アイランドシティ3号線 博多港湾・空港整備事務所

博多港臨港道路アイランドシティ3号線

国土交通省九州地方整備局博多港湾・空港整備事務所が推進する博多港臨港道路アイランドシティ3号線で上部工の工事が着工した。  同線は、福岡市東区の香椎浜1丁目地内~みなと香椎1丁目地内の延長約2・5キロ(港湾整備事業区間約1・1キロ+有料道路事業・街路事業区間約1・4キロ)に及ぶ自動車専用の高架道路。  港湾整備事業区間では、臨海区間・渡海区間・IC区間の3区間に跨る道路橋が整備される。橋長は1135メートル。橋脚19基(IP12~28CP1~2)、橋台1基(CA1)。最大支間92・5メートル、幅員18~22メートル。事業費は110億円。  下部工の設計は、IP12~14が技術開発コンサルタント。IP15~23がニュージェック。IP24~28とCP1~2、CA1が八千代エンジニヤリング。上部工の設計は日本工営が担当した。  下部工の形式は、IP12~24とIP28、CP1~2が張出式RC橋脚(CP2以外はPC梁)で構成。IP25~27は鋼製橋脚(IP25と27がT型、IP26が門型)CA1が逆T式RC橋台。  上部工の形式は、PC7径間連続中空床版(IP8~15)とPC6径間連続中空床版(IP15~21)、鋼3径間連続鋼床版箱桁(IP21~24)、鋼4径間連続合成床版細幅箱桁(IP24~28)、PC3径間連続中空床版(IP28、CP1~2、CA1)の複合構造。 下部工の施工は、IP12~16とIP22、IP28、CP1~2、CA1が若築建設。IP17~21がみらい建設工業。IP23が東洋建設。IP24が久保建。IP25~27が駒井ハルテック・森組異工種JⅤ。  上部工の施工は、Ⅰ工区(IP8~15)が三井住友建設・みらい建設工業JV。Ⅱ工区(IP15~IP21)が五洋・ドーピーJⅤ。Ⅲ工区(IP21~24)がIHI・三井・名村JV。Ⅳ工区(IP24~28)が横河住金・横河JⅤ。IP28~CP1~2~CA1の区間は2019年4月以降発注される予定だ。 橋脚19基のうち14基完成  これまで橋脚19基のうち14基の下部工が完成しており、現在は残る橋脚と橋台1基が施工中だ。上部工関連は6工区のうち4工区の発注・契約が終わり、工場での鋼橋製作工事と現場での支保工等の作業が進んでいる。19年5月から架設を開始し、20年度内の完成を目指す。

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