地元のインフラを守りたい

開発技建株式会社
構造部設計課 技師
土田 大嗣さん

中学時代は化学に興味を持ち、物質工学科が設置されている地元の長岡高専に入学。しかし、試験の結果、希望していた物質工学科ではなく環境都市工学科へ進学することに。
当初は「土木ってどんなものなんだろう‥」と、漠然とした感覚だったが、その後、恩師となる先生の研究室に配属が決まり、維持管理の重要性に興味を持ったことが橋梁人生の出発点となった。タブレット端末を用いた構造物の点検手法について、恩師の指導を仰ぎながら研究に没頭し、海外向けの簡単な点検システムを作り上げた。
就職は「生まれ育った地元新潟のインフラを守りたい」との想いで2017年4月、開発技建に入社。最初の3年間は調査課で、主に点検や鋼橋の補修設計に取り組んだ。20年に設計課に異動し、予備設計や詳細設計、耐震設計を経験。その後、縁があって橋梁メーカーに出向し、2年半ほど詳細設計や架設工事に従事した。
「設計済みの工事にも携わり、設計成果の精査や現場架設の対応など、コンサルでは経験できないことに関われたことで仕事の幅が大きく広がった」と振り返る。特に、鋼桁の工場製作などのノウハウを「鋼橋のプロから直接伝授されたことは、コンサル復帰後の業務に大いに活かせるもの」となった。
印象に残る業務は「能登半島地震で被災した能越道のⅡ期線詳細設計」で、コンサルとして初めての震災復旧業務。「現地で被災状況を見た時は衝撃」を受けた。
「インフラは無くてはならないもの」だからこそ、「一般の方々にインフラの維持管理の重要性をもっとアピールしなければ」と、今後はさらに広い視野で業務に励んでいく考えだ。
趣味は料理で「カレーはスパイスから」とコンサルさながら、スパイスの種類や配分を計算する。大好きなミスチルの次のライブの計画を立てながら…。
新潟県長岡市出身、32歳。 (本間俊行)

愛知製鋼