吾唯知足2019年10月1日号掲載分

吾唯知足あらゆる分野で、進化が目覚ましい時代とはいえ、まさかこれが「働き方改革」ならぬ「走り方改革」になろうとは、とうなるばかりだ。これまでの取材で縁のあった遠方の橋梁建設に挑むJVの所長は、マラソンやジョギング愛好者が非常に多い▼記者も同じく、病で療養に入る前、東京マラソンは第1回から9回連続出場し、小紙コラム「東京の橋を走る完走(感想)記」なる記事も書いた。出場が決定していた10回目(欠場)に挽回意欲を燃やし、いつの日かの捲土重来を期している▼国際大会の代表候補者選考前は、JV所長と喧々諤々盛り上がった。しかし今年は一転、東京五輪のマラソン代表候補者はすんなり決まった▼代表選考の不透明感は一掃され、一発勝負のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で男女2人ずつが決定。残る各1枠は設定タイム上位者で決める、という細やかな配慮もされた改革だ。記者もマラソンファンとして来年の五輪は楽しみだ▼もっと夢があるのは、東南アジア諸国連合(ASEAN)の26都市で、ASEANスマートシティの実現を支援する官民協議会の発足だ。夢の話だが「NYシティマラソン」のような大会が企画されれば、「一帯一路」の有力な対抗馬となることは間違いない。

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