細山田橋 大隅河川国道

細山田橋

国土交通省九州地方整備局大隅河川国道事務所が建設を進めている細山田橋はP1、P3、P4で張出し施工、P2の柱頭部を施工している。 同橋は東九州道の鹿児島県鹿屋市串良町細山田地先に架かる橋長430・0メートル、最大支間長89・77メートル、幅員12・65㍍のPC6径間連続ラーメン箱桁橋。 設計は長大。下部工の施工はA1が山本組、P1が渡辺組、P2が南生建設、P3が植村組、P4基礎が渡辺組、P4躯体が吉留組、P5、A2が山下建設。上部工の施工は安部日鋼工業。 コンクリート量は上部工4934立方メートル、下部工1万825立方メートル。 建設費は31億3000万円。 架設工法は片持ち架設工法を採用。 品質向上の取り組みとして、マスコンクリート部について温度解析により、配合を見直し、コンクリートの温度ひび割れ防止を図っている。 施工面では既設コンクリートに拘束される部位のコンクリートへ膨張材を添加、収縮によるひび割れ防止を図っている。安全対策として全作業場休憩所に飲料水とエアコンを常備し、夏季の熱中症を予防している。  また地域貢献として、街路へ飛び出した樹木の枝木伐採作業を行い、地域の高齢者の方の負担低減を行った。 今後、4月上旬にP3~P4間を閉合し、9月下旬にP1~P2~P3間を閉合し、32年度の完成を目指す。

愛知製鋼