遊佐象潟道路 国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所

遊佐象潟道路

国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所が推進中の日本海沿岸東北自動車道遊佐象潟道路整備事業では、大砂川橋の上部工架設工事が進捗している。 遊佐象潟道路は、山形県飽海郡遊佐町北目から秋田県にかほ市象潟町小滝に至る延長17・9キロの自動車専用道路だ。 起終点には遊佐鳥海ICと象潟ICが整備され、山形県と秋田県に跨ることから、山形県区間を酒田河川国道事務所が担当し、秋田河川国道事務所は山形県境から象潟ICまでの延長9・9キロを担当している。橋梁は奈曽川橋(橋長225メートル、鋼4径間連続箱桁橋)や大砂川橋など9橋を整備する。 大砂川橋は、橋長99メートルのPC2径間連続ラーメン箱桁橋で、下部工は逆T式橋台と壁式橋脚で構成している。設計はオリエンタルコンサルタンツが担当した。 施工は、下部工を長田建設(基礎工およびA1・P1躯体工)と沢木組(A2躯体工)が担当。上部工はIHIインフラ建設が担当している。 現在、今年度末の完成を目指し、上部工桁の片持ち張り出し施工を進めているところで、秋田河川国道事務所の担当区間は2026年度の供用を目標としている。 遊佐象潟道路の開通により、地域間交流の促進とリダンダンシーの確保、産業支援および物流機能強化、観光振興の促進などの整備効果が期待される。

愛知製鋼