開発過渡期の面白み

泉 達朗

日軽エンジニアリング株式会社
大阪支店 営業第一チーム
泉達朗さん

今年4月1日に住軽日軽エンジニアリングは日軽エンジニアリングと改称した。 泉氏は2011年4月に住軽日軽エンジニアリングに入社。配属先は大阪支店営業第一チームで日軽エンジニアリングとなった今も同じ部署だ。 父が国土交通省の職員で建設系とは接点があった。学生の頃に自転車に乗って日本各地を廻った。土木構造物を目にして感銘を受け、「今思うと縁があったのかもしれない」と振り返る。 最初は橋梁附属物としての高欄、防護柵などを担当していたが、最近では、横河ブリッジとの共同開発製品のKEROアルミ合金製検査路やcusaアルミ合金製常設足場などの商材を扱い、水門、陸閘なども手掛けるようになった。 同社のアルミニウム製品は高耐久性かつ軽量な素材で、「商材問わず、交換の際にはライフサイクルコストの観点から高い評価をいただいています」と鉄をアルミに換えるメリットを営業面から肌で感じている。 検査路や足場などは狭小空間の中で施工するため、軽量かつ耐久性の高いアルミ製品が向いていると実感している。 記憶に残るのは、本四高速の舞子高架橋に上部工検査路を通した時のことだ。 入社したばかりの時、本四高速に防護柵のPRをしたことがあった。当時は実績にはつながらなかったが、アルミ検査路という形で納品が実ったことに感慨深いものがあったという。 「横河さんとの新製品は、マニュアルのない中で、現場に即した対応が必要となります。開発過渡期の為、目新しいことが多く面白味があります。下部工業界では新参者なので、業者とのコミュニケーションを一から構築、レベルを上げ、販売網を広げていきたいと思っています」 出身は愛媛県大洲市。関西学院大学法学部卒。31歳。 (永島誠司)

愛知製鋼