便利で適用幅の広がる材料を

大日本塗料構造物塗料事業部テクニカルサポートグループチームリーダー 山内健一郎

大日本塗料株式会社
構造物塗料事業部テクニカルサポートグループチームリーダー
山内 健一郎さん

塗料の製造と販売を行う同社入社は1998年4月。研究部に配属、塗料の物性評価を行う部署に。防食に携わる現職には2006年4月に異動した。
現在の職務は、橋梁など鋼構造物の防食塗料全般を対象に、塗料の技術員としての、商品開発、技術提案、施工・現場フォローにあたっている。
これまで、水性重防食システムの開発に従事してきた。
「新しい材料をお客様に使っていただく場合には、実験室でできたことが施工時にそのまま使えるわけではないということを肝に銘じる必要があります」と話す。
「塗装業者の方と一緒に協力しながら、お互いの立場から条件を決めて施工を進めていく」取り組みにやりがいを感じたという。
防食に携わる部署に異動してすぐに、水性重防食を試行する鉄道橋の現場に立ち会った。要望や質問に「現場作業の効率性を追求するお客様の視点を痛烈に感じました」と当時を想い出す。
今後、「橋梁の老朽化に伴うメンテナンスは重要です。限られた予算と人材不足の中で、施工の手助けとなる便利な材料を開発したい。また、水性重防食塗料が市場に普及・定着するように適用幅を広げる検討を続けてゆきたい」という。
仕事の上で心掛けることは二つ。一つは指示や説明をシンプルにすること。もう一つは経験豊富な先輩方のアクション・発想をイメージしながら想定、比較しながら自分の行動指針に生かすこと。
土日は那須に帰り、家族と買い物でリフレッシュする。
愛知県出身の45歳。

愛知製鋼