吾唯知足2017年10月21日号掲載分

吾唯知足「専権事項」とかで「選挙のことは言わない」としていたが、「国難」による突然の衆院解散、「希望の党」など突然の新党発足で安保、原発、消費税増税の争点は選挙から置き去り状態に終始した。明日は投開票日である▼小池劇場みたいな劇場を持つことはけっしてない、地方の、地域の創生、再生目指して活動、励んできた地方政治家首長の言葉の響き、重みを改めてかみしめることとなった▼復旧・復興のための橋が建設される様を毎日見続けてきた言葉が「毎日、少しずつ伸びる橋にどんなにか励まされ、希望になったことか」(三陸縦貫道関連首長)などと吐露された記者としても橋梁記者冥利に尽きたものだ▼ざっくり、といえば尾道・今治間の芸予諸島の期待を集める同大橋起工式ルポ記事だ。島内中には「祝起工の垂れ幕」「宿泊施設も満員札止め」となったという記事と共に「架橋の恩恵をまんべんなく」という因島市長の祝辞を大見出しで紹介している。「これで時間の心配なく本州から戻ってこれる」「病人が出たとき、心強い」等々地域古老の喜びの声が紹介されている▼工事が始まる前、尾道駅前の尾道港からの今治行きフェリーに何度乗船、利用したことか、当時の思い出は尽きない

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