吾唯知足2017年9月21日号掲載分

吾唯知足 15日は老人福祉法に基づく「老人の日」で、この日から1週間、今日まで「老人週間」だ。第3月曜日、今年は18日が国民の祝日に関する法律で定める「敬老の日」▼65歳以上の高齢者人口は推計3514万人、総人口に占める割合は27・7%で過去最高。1950年以降増え続け、85年に10%、05年に20%超に。第2次ベビーブーム世代が65歳以上になる40年には35・3%の見通し。100歳以上は6万7824人、20年間で約6・7倍に▼人口統計はブレが少ない未来予測の一つ。国や自治体では総務省や国立社会保障・人口問題研究所をはじめとする統計資料から超高齢社会像を見つめ、社会保障のビジョンを描き、打ち手を探る▼翻って橋梁は。今後インフラが直面するだろう状況と既視感を持つ向きも多いだろう。老朽化が進む一方、人口、そして生産年齢人口はより一層細る。1橋当たり何人の支え手となるか。母数と財源に加え、改定道示で100年の設計耐用年数と活用度による性能規定化なども示され、ある程度の可視化は可能になったはずだ▼にわかに「人生100年時代」が脚光を浴びるが、橋梁も「フーターシフト」「ライフーシフト」のファインダーで眺めると、新たな次代の光景が拡がっているのかもしれない。

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