楽しみ見つけ仕事に取り組む

勝谷 康之

株式会社千代田コンサルタント
構造事業部 構造部長
勝谷 康之さん

大学では、工学部の設計生産工学科で土木工学を学び、地元ゼネコンの松尾建設に就職、施工管理や設計部門で研鑽を積み、その後、縁あって千代田コンサルタントに転職し、現在に至る。 九州支店の技術部では、九州新幹線の橋梁設計のほか、道路橋で多径間連続アーチ橋の設計や、維持管理分野における橋梁設計業務などに従事するかたわら、耐震補強工法や支承取替工法などの新技術開発にも携わった。 そして昨年10月1日、東京・西ヶ原オフィスの構造保全室長に就任し、初めての単身赴任、27年振りの独り身生活がリスタートした。最初の頃は、これまで妻に任せきりだった掃除、洗濯、食事などに随分苦労したが、単身生活も2年目となり、大抵のことは自分でできるようになった。と同時に、改めて妻の存在、そばにいてくれるありがたさを身に染みて感じている。 これまでの橋梁設計人生を振り返ると、やはり鹿児島県の甑(こしき)大橋の詳細設計が強く印象に残っている。1・5キロにおよぶ海上橋において、施工状況の想定や施工方法の立案に非常に苦慮したが、発注者をはじめ施工業者の技術力にも助けられ、詳細設計から13年、今年8月に開通を迎え、やっと胸をなでおろしたばかりだ。 「公共インフラは、当たり前のように存在しているが、建設に携わる多くの関係者の『より良く』『より合理的な』を目指した努力によって形となっていることを伝えたい」と想いを語る。 今年10月に構造部長に就任し、構造室、構造保全室、鉄道構造室を統括、各室の進行管理や品質管理などを行う中で、自身もそうであったように「楽しみを見つけながら仕事に取り組む」部下の成長に期待を寄せる。 「週末は、下手なゴルフと魚釣りを楽しんでいます」と、まだしばらく続きそうな単身生活にも前向きだ。 九州工業大学工学部卒。佐賀県出身、50歳。 (本間俊行)

愛知製鋼