群馬県が整備を進める上信万木沢橋は、今年３月に桁の架設が完了し、２０２３年度の供用開始を目標に橋面舗装工事などが進められている。 同橋の架設地点は、国道１４５号上信自動車道吾妻西バイパスの吾妻郡東吾妻町大字三島地内。 上部工形式は鋼単純合成細幅箱桁で、橋長６７・０メートル、支間長６５・１メートル、幅員１０・５メートル。鋼重は３０７・３トン。 設計は日本工営が担当した。下部工の形式は逆Ｔ式橋台で、施工はＡ１、Ａ２ともに池原工業。上部工の施工は高田機工。 ６０～１００メートル程度の長支間への適用に優れた合理化橋梁形式として、細幅箱桁形式（鋼コンクリート合成床版）を採用し、経済性と耐久性を兼ね備えた構造形式としている。
